はじめに※確認事項
こちらはキャラクターや世界観についてもっと深く知りたい!という方向けの、設定や関連作品のまとめページです。ネタバレがふくまれており、本編を知っている前提の内容となっておりますので、まずはタイトルに記載の本編作品をプレイしてから(お読みになってから)閲覧していただけますと嬉しいです。記載している内容は変更、修正する場合があります。予めご了承ください。
他のキャラクターも少しずつ更新していきます!
かがや(鏡夜)
呪いの絵を描く、画家の怪異
基本設定
性別/男性 身長/183センチ 出身/青色の不死の星 主な時代 深海歴2971年(エメラルドグリーンを忘れた日)~深海歴3066年(たまゆらのディネット)
のろいの絵を描く画家の怪異。でぃねっとの父親。にいすいははじめてできた友人。優しく穏やかな性格。不器用で寂しがり屋。自分に自信はないが、芸術の話をするときはノリノリ。
人間の優しさと意地悪な心、心の裏表な一面をのろいという言葉で表現し、九十年以上、他者と自分を愛する気持ちを込めて絵を描き続けている。かがやは意識していないが、かがやは有名な画家で絵画は高値で取引されている。かがやはとてもお金持ちなのだが、アトリエにこもりきりの、世間知らずな怪異なこともあって、価値を理解しきれておらず、宝石を持て余している。
(過去)幼い頃、ジュエットという悪人にひろわれ、育てられていた。自分の感情を伝えるのが苦手で、優しい父親のジュエットをひたむきに信じていたが、ジュエットの愛は歪んでおり、結果的にかがやは海で命を落としてしまう。生きることを強く望んだかがやは、怪異として生まれ変わり、地上に這い上がるが、恐ろしいオバケの顔をしていたため、嫌われてひとりぼっちになってしまう。とある警察官に手を差し伸べられて生活できるようになり、かがやは裏社会とよばれている国に身を隠し、ひとりぼっちのアトリエで絵を描きはじめる。自分の顔を受け入れられないかがやは、自分自身に、自分の顔を認識できないのろいをかけて、記憶を消してしまった。五十年以上絵を描き続けて、ある冬の夜、かがやは道端で生まれたばかりの孤独な男の子をみつける。かわいそうな男の子をアトリエに連れて帰り、でぃねっとと名付けて、ふたりで生活しはじめたのだった……。現在は記憶を取り戻し(幼いころの記憶はおぼろげだが)、新しい国で、でぃねっとを支えながら、友人の力も借りながら、楽しく生活している。
関連作品(上から順番に見ていくのがおすすめ!)
【たまゆらのディネット】かがやが主人公のメインストーリー
【口裂けカレシ】絵を描いているかがやが、ちらっと登場
【星のはなびら1~永遠の恋と不死の星~(全九章完結)】
荒花ぬぬ作品のメインストーリー。かがやが気になるという場合はとりあえず二章まで読むのがおすすめ。かがやのアトリエは、二章に登場する「裏社会」と呼ばれる国にあります。
小説「ソクミタの影①」【全三話完結】
かがやに関係する重要人物「ロウソク」と「ソクミタ」の物語。
【番外編小説】「エメラルドグリーンを忘れた日」【かがや】
そして、この作品がかがやの過去編です!上記作品を全部知ってないと内容がわからない、荒花ぬぬ作品マニア向けの短編小説。
最新作に登場する予定です。お楽しみに!
マニア向けの小ネタ集
「エメラルドグリーンを忘れた日」の小ネタ
この番外編は、たまゆらのディネットの九十年くらい前の出来事です。ソクミタはの影③はこの番外編の十八年後くらいのお話。冒頭でロウソクから逃げている男性の名前は「ジュエット」といいます。「ソクミタの影③」ちらっと名前だけ出てくる存在。彼に関してはまだ明かせない設定がたくさんありますが、意外な人物と関係している、裏社会の重要キャラだったりします。
ーーーソクミタの影③ロウソクのセリフーーーー
ロウソク「このカードをやろう。これは上質な偽造セキュリティカードだ。これなら、研究所で、実際に使えるだろう。俺はナツカに関する鍵は全て持っていた…作ったのはときめきだが。これは、彼女にしか作れない、特別な代物さ。俺は使わなかったし、これから使う予定もない。
遠慮するなよ、ドーナツの礼だ。
…怪異、人知を超えた力を持つ者は珍しい。だから、強くて特別な存在のように思うかもしれない。だが、実際はそうでもない。俺は仕事で、霊能力者の悪人と戦ったことがある。名前くらいは聞いたことがあるだろう?…「ジュエット」。あいつは俺が×した。少し手間はかかったが。
霊力を使って戦うことができたとしても、センスがないやつは、俺のようなただの人間に負けるんだ。特殊能力なんて、銃やナイフと同じ、武器のひとつにすぎない。肝が座っていないやつには、使いこなせないものなんだ。
…あいつらも人間と変わらない。お前も裏社会で生きるなら、そのことを覚えとおくといい」
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かがやと出会った頃のソクミタは、まだ二十歳くらいで、ロウソクを追いかけ始めるのは、七、八年くらい後のお話です。
ロウソクが子ども(かがや)を見逃そうとしているのは、もうすぐ自分が父親になるからで、少しずつ、道徳心や愛情が芽生えているからです。ジュエットをすぐに撃たないのも、ためらっているから?
かがやは成長して大人になったわけではなく、大人の姿に変身していました。かがやが大人の姿になり、絵を描き始めて直ぐの出来事が、「たまゆらのディネット」で「いのちびろい」とキーワード入力して見られるシーン。このシーンに登場している悪人はロウソクです。ロウソクはターゲットであるかがや(お互いのことは知りませんが)を、見逃したのでした。この後、ロウソクがときめきに「もうころしはしたくない」と泣きながら打ち明けるシーンに繋がっていきます。かがやとロウソクは相容れない存在ですね……。
超マニア向けの小ネタ
かがやは、さくらが構築した青色の不死の星の死後の世界、魂が循環するシステムから外れて、魂が独立して生き続けているイレギュラーな存在。強い強い気持ちが、さくらの星の力を超越したイメージ。かがやは星の力や星の運命に干渉せず、自分が生きたいと思う限り生き続ける、生命力の化身。怪異として生まれ変わったときのかがやの強い強い気持ちがどんな気持ちなのかは、かがや本人もよくわかっていない、覚えていないとは思いますが……私は、生きたいという前向きな気持ちではなく、憎しみや恨み、悲しみなどの負の感情だったんだろうなと思っています。だからこそ、かがやは、その感情の言いなりにならない優しい人でありたいといつも思ってるのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました
2024/12/26 かがや(鏡夜)/たまゆらのディネット【キャラクター情報まとめ】 公開
2024/12/26 かがやはお金持ちという旨を追記。